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死の理解 [4歳]

親戚が亡くなりました。
私と歳も近く、私の子どものことも本当によく可愛がってくれて、色々なところにドライブに連れて行ってくれたり、おもちゃや服など、それはそれはたくさん買ったりしてくれていた人でした。
亡くなる当日も子どもを連れて会いに行っていました。死目には会えませんでしたが。


困ったなー、何て話そうか。
焼き場まで連れて行って大丈夫かなぁ、お骨上げさせても大丈夫かなぁ。

黙っているわけにもいかないし。

夜眠る前、死んでしまったことを話しました。
どこまで分かるかわからないけれど、事実を普通に話しました。
すると、私が思っていた以上に理解したらしく、
「もう病院にはいないの?マンションには帰ってこないの?もう会えないの?もう釣りに連れて行ってくれないの?」と言って、涙をポロポロこぼし始め、大号泣してしまいました。
「悲しいよー、悲しいよー、さみしいよー」と泣き叫びました。

はっきり言って驚きました。もっと分からないのかと思っていたのです。
私も一緒に号泣しちゃいました。

そして、悩みながらも、結局お骨上げまで参加させました。
死を知らせたときのことを思い、どうなっちゃうかと心配しましたが、お通夜から続く非日常にテンションがおかしくなっていて、それほど悲しむこともなく、無事に終わることができました。「骨になっちゃったねー」ですって。

全て終わってみて、ちゃんと話して、ちゃんと最後まで見届けさせて良かったな、と思います。
その亡くなった親戚は、何と息子の誕生日に亡くなりました。お嫁さんも子どももいないまま亡くなってしまったけれど、息子が生きている間は絶対に忘れられずに済むね、良かったね、って思います。
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